良かれと思って…は危険?
こんにちは、中小企業診断士の社内です。
事業者様のお話を伺っていると、
時々、良かれと思って判断した結果、資金繰りや収益性を一層悪化させてしまっていたということがあります。
たとえば、弊社が支援する事業者様は支払サイトを120日から60日にしないと追加の融資はできないと金融機関に言われてしまいました。
それを聞いた社員様は、良かれと思って資金繰りが苦しい中ですぐに60日に変えてしまいました。
その結果、2か月後には資金繰りに困窮する見込みとなり、大慌てしたという事案がございます。
よくある事案としては、お客様が喜ぶ、当社も受注できるから会社が喜ぶと思って、
担当者様が各々値引きを続けていていつの間にか利幅が目減りしていたということも当てはまるでしょうか。
「良かれと思って」は状況によっては、むしろ良くない、自社を苦しめることになりかねません。
特に資金繰りに困窮している時期は、一つの誤りが命取りになってしまいます。
ご支援に携わっていると、自社はどういう状況にあって、何を優先すべきなのかを常に把握し続け、
都度慎重に判断しなければならないことの難しさを感じます。
こういう時はどうすればいいのか、と悩む場合は迷わずに当社のような専門家にご相談ください。
中小企業診断士 社内 愛里