経営を学び、地道な改善を継続しろ
皆様、こんにちは。フラッグシップ経営の長尾です。めっきり朝晩は涼しく(肌寒く)なってきましたね。
一方で日中は25度を超える夏日になるなど服装も難しい季節でもあります。体調を壊しやすい季節なので、皆様もお気を付けください。体調管理も仕事です。
さて、今回のコラムのタイトルがやや強く、ここからも私の性格を垣間見ることができますね。
夏過ぎから資金繰りに窮する企業様の相談件数が飛躍的に増加し、「※経営改善計画策定支援事業」を活用しながら1社ずつ寄り添って支援をしているところでございます。
しかし、経営改善支援の最前線に立つたびに思うのですが、中小企業の経営者は本当に利益を出す気があるのかと怒りたくなります。
言い訳のすべてが外部環境で、経営者として学ぶべきことも一切学ばずにただ目の前の仕事をこなしています。
経営の勉強をするか、経営者をやめるかのどちらかの選択をしないと、従業員や取引先が不幸になるとは少し言い過ぎでしょうか。
ですが、業績を改善したいのであれば下記のことを最低限学ぶべきですし、自社の状況について把握すべきです。
(他にもまだ学ぶべきことは沢山ありますがまずは業績改善という意味で)
・利益率や利幅
・損益分岐点
・売上アップ4つの方法(顧客数を増やす、平均取引量のアップ、購買頻度のアップ、単価アップ)
・価格設定
・固定費(販売費及び一般管理費)の最小化
・資金繰り、キャッシュサイクルのメカニズム
・レバレッジ(2%の金利で資金調達したなら2%以上の利益を出さなければならない)
・サンクコスト
各項目についての説明はまたの機会に譲りますが、センスがないのにセンスで経営して負ける経営者が多すぎるので、地道に学ぶ習慣をつけた経営者が勝つということをお伝えしたいです。
中小企業には厳しい外部環境が続くことは百も承知ですが、だからこそ勉強した企業が勝ちます。
また、大きな話に食いつくのではなく、地道に勉強しながら実践に落とし込むことが劇的な成果を得ることができる最短ルートだということを肝に銘じましょう。
1日1%の改善を70日続ければ2倍になります。
(1×1.01×1.01・・・を70回Excelでやってみてください)
ほんの小さな穴でも船が沈むことを忘れないでください。
「偉そうに」と思われるかもしれませんが、私自身は経営者になってからその姿勢を貫いており、この人になら偉そうに言われても仕方がないという決算内容になっています。
わが社の決算書を見たい、わが社と学びたいという経営者や企業様はいつでも歓迎いたします。
年末が近づくにつれ、気が緩みがちになりますが、気を引き締めて経営に向き合っていきましょう。