見たくない現実を直視しなければ、物事は好転しない
こんにちは、中小企業診断士の木戸です。
この数ヶ月で資金繰りが厳しい、特に月内で資金がショートするなど、非常に状況が厳しい企業のご相談が増えています。
ご相談内容や各企業の状況にもよるのですが、正直打てる手がかなり限定的、場合によってはほぼ無いケースが非常に目立ちます。
約1時間、無料相談をさせていただく中で、色々とお話を伺いますが、1つ共通することは手許の資金が減り出した、黒字から赤字に転落した、売上が低下傾向にあるなど、経営がダメになり出したことを経営者が認識しているということです。
一方で、いずれ良くなるだろう、コロナが落ち着けば何とかなるだろう、主要顧客からの受注が回復するだろう、銀行から資金調達できるだろう、など根拠もないことにすがり、行動を起こせていないのです。
赤字になっている、資金が減っている、取引先からの受注が無くなった、などマイナスな情報は誰もが見たくないものですし、考えなくてもいいのであれば、それに越したことはありません。
しかし、現実から目を背けても何も変わらないですし、目を背ければ背けるほど、事態は悪くなるものです。また、対策を打つのは早ければ早いほどいいものです。
現実を直視するために第三者の目を入れることは効果的です。例えば、健康診断で健康状態を見る、テストで成績を見るなどです。
健康診断の結果が悪ければ、運動や食生活などの生活習慣を直ぐに改める。テストの成績が悪ければ勉強方法、勉強時間を直ぐに見直す。
これらと同じように経営状態についても外部専門家の意見を聞き、現状を把握してみてはいかがでしょうか。
経営者にとって耳の痛い話も多々あるかもしれませんが、無料相談であればお金をかけずに相談することができます。
弊社でも初回無料相談を行っていますが、無料相談だからと言って肝心なことは伝えない、改善の方向性は契約後にお伝えするなどは致しません。
年末年始は漫然と資金繰りが不安になるものです。悩んでいる暇があれば、その時間で一度ご相談ください。
中小企業診断士 木戸 貴也