勝ち癖をつける
こんにちは、中小企業診断士の杉本です。
私たちは、日々様々な場面で行動をする・しないの選択を迫られています。
例えば、朝目覚ましが鳴った際にそのまま起きるのか2度寝をするのか、健康のために始めた30分のウォーキングを雨が降っている今日もするのかしないのか、マイホームを購入するのかしないのか等、些細なことから人生の大きなイベントまで、行動のする・しないの選択が発生しています。
経営改善の現場では、立案したアクションプランを行動に移せるかどうかが重要であり、経営者にはアクションプランを実行するかしないかの選択が目の前に存在します。
しかし、誰しも取り組んだ方がいいと思っているものの、実際には面倒に感じたり、面と向かって取り組むことに恥ずかしさや照れを感じたり、先が見えない中アクションプランに取り組むことで本当に改善されるのかと疑問や怖さを感じて行動に移せない経営者の方が多く存在します。
こういった行動を妨げる感情が生じるたびに、個人や会社の人生に行動する・しないの分岐点が発生します。
行動を妨げる面倒くささや照れ、怖さ等の感情に勝つことで勝ち癖が付き、負けることで負け癖が付いて行きます。
1回の負けは1回ですが、負けが5回続けば5回勝ち続けた時との差は大きく開きます。これが、負け癖が付くことで10回、100回、365回と負け続けば、ちょっとやそっとでは取り返せないほどの差が生まれ、経営改善においては手遅れの状況に追い込まれてしまいます。
勝ち続けることで、人や会社の未来は必ず良いものになります。
「面倒だな」「まぁいいか」が頭を過った際は、一度状況を冷静に俯瞰し、勝ち続けた時と負け続けた時の自分(会社)を比較することで負の感情に打ち勝ち、勝ち癖をつけていただければと思います。
中小企業診断士 杉本貴弘